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トップページ > 栄養素の基本「推定エネルギー必要量の活用」
エネルギーの場合は、推定エネルギー必要量より少なくても多くても不適切である確率が高まります。
Harris-Benedict式などの簡易式を用いて基礎代謝量を推定する場合は、推定式の信頼度や利用時の留意点を十分に理解しなければなりません。
身体活動レベルが推定できない場合は、「レベル2(ふつう)」として扱いますが、見直しを頻繁に行うなど、注意深く対応します。
高齢者の身体活動レベルは、ほとんどが健康で自立生活を営んでいる70〜75歳の人を対象とした研究から求められており、日本人の食事摂取基準と比較すると推定エネルギー必要量が増加しています。
70歳以上の人の代表値とは考えにくいことに留意して活用します。
成長期である乳児や小児では、成長に必要な組織増加分のエネルギー(エネルギー蓄積量)と組織形成のためのエネルギー(総エネルギー消費量に含まれる)を余分に摂取する必要があります。
妊婦では、総エネルギー消費量(胎児のエネルギー消費量や胎児の組織形成のためのエネルギーを含む)に加え、胎児の成長に伴う組織増加分のエネルギーが付加量として必要です。
妊婦の最終体重増加量は11kgとして算定します。また、授乳婦では、授乳に必要な総エネルギー消費量(母乳や合成するためのエネルギーなどを含む)と、母乳のエネルギーや産後の体重減少に相当するエネルギーを考慮する必要があります。
参考になさってください。
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