「たんぱく質」

たんぱく質は、食事摂取量が少ない場合には不足しないよう注意が必要です。

これは、エネルギーやほかの栄養素が不足した状態では、たとえたんぱく質の推奨量を満たしていても、たんぱく質栄養状態を正常に維持できない場合があるためです（エネルギーのたんぱく質節約作用）。

また、 エネルギーが不足していなくても、施設入居者や在宅ケアが必要な高齢者、身体活動レベルが低下している人、低体重の人など、体たんぱく質の合成が必要な状況では、不足状態となる場合があります。

たんぱく質の推定平均必要最は、窒素出納実験により測定された良質たんぱく質の窒素平衡維持量を基に、日常食混合たんぱく質の消化率で補正し、体重当たりの推定平均必要量を算定しました。

明維な根拠となる報告が十分には見当たらないため、耐容上限量は設定しませんでしたが、たんぱく質の多量摂取による代謝変化が報告されており、成人においては年齢にかかわらず、たんぱく質摂取は２．０ｇ／ｋｇ（体重／日）未満にとどめるのが適当です。



参考になさってください。

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