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「植物性化学物質(フィトケミカル)」

たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなどの主要栄養素以外にも、さまざまな生理機能を有する食品成分が多数存在します。

ここでは、プロバイオティクス・プレバイオティクス、植物性化学物質(フィトケミカル)について記載します。

2.植物性化学物質(フィトケミカル)

フィトケミカルはギリシャ語のphyto「植物」を語源とし、植物性食品に存在する化学成分で、生物学的に活性があるものとされています。

野菜、果物、穀類、豆類、種実類、ハーブ、香辛料などに含まれ、色、香り、渋み、辛味、あくなどの成分です。

抗酸化作用を有する成分も多く、がんや心臓血管疾患などの慢性疾患の予防・治療に関する研究が精力的に進められています。

世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究協会(AICR)によって「食物・栄養・身体活動とがん予防」が改訂され、野菜、果物を多く摂取することは咽頭がん、食道がん、胃がんなどのリスクを減少させる要因として確実とされました。

それらの成分の1つとしてフィトケミカルが注目されています。

生体は活性酸素(フリーラジカル)などの発生による酸化ストレスに常にさらされていますが、防御機構(スーパーオキシドジスムターゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなど)によって無毒化されます。

しかし、防御バランスが崩れるとDNAが酸化損傷し、発がん遺伝子の活性化やがん抑制遺伝子の不活性化により細胞のがん化が促進されます。

発がんイニシエーターの多くは活性酸素を発生させることによって細胞のDNAに障害を与えます。

イニシエーションを防ぐには抗酸化物質が有効と考えられており、抗酸化作用をもつフィトケミカルが期待されています。

フィトケミカルの種類にはカロテノイド(トマトに含まれるリコペンなど)、ポリフェノール(大豆に含まれるイソフラボンや茶に含まれるカテキンなど)、イオウ化合物(ブロッコリーに含まれるイソチオシアネートやにんにくに含まれる硫化アリルなど)があります。

イソフラボンは「植物エストロゲン」としての効果も注目されています。

FDA(米国食品医薬品局)は「植物ステロールおよび植物スタノールエステルと冠状動脈硬化症リスク」に関係があるとして食品の健康強調表示を許可しています。

参考になさってください。

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