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「ビール酵母とは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「ビール酵母」についてご紹介したいと思います。

3食のうち1〜2食を、ビール酵母入りのヨーグルトに置き換えるというビール酵母ダイエット。

さまざまな成分を含むビール酵母で必要な栄養素を摂りながら、健康的にやせようというもの。一時、大流行しました。

ビール酵母さえ摂っていればやせられると勘違いした人もいたようですが、ビール酵母そのものにやせる作用はありません。

でも、実際にビール酵母でやせたという人に聞くと、「ビール酵母入りのヨーグルトを食べると、あまり強い空腹感を感じないで済む」とのこと。おなかがすいてイライラし、ドカ食いをしてしまうこともなく、摂取カロリーも抑えることができたのではないかと考えられます。

ビール酵母に含まれるビタミンB群やアミノ酸も、いい方向に働いてくれたのかもしれません。

体重は減らなかったけど便通がよくなった、顔色がよくなったという声も聞きました。「ダイエット」という言葉はとても魅力的ですが、ビール酵母は、「バランスのとれた栄養補助食品」といったほうが似合っているようです。

ビールの原料は、大麦から得られた麦芽、それを煮て作った麦汁に酵母を加えると、麦汁中の糖分がアルコールと炭酸ガスに分解され(アルコール発酵)、ビールが出来上がります。

発酵という重要な仕事を終えた酵母はお役御免となるところですが、麦汁中の栄養分をたっぷり吸収していることから、ビール酵母(乾燥酵母)として医薬品やサプリメントとして利用されているのです。

アルコール分は含まずホップによる苦味なども取り除かれていますから、お子さんやお酒に弱い人も摂取することができます。

ビール1Lを作ったときに得られるビール酵母はわずかに1g足らずと聞くと、ありがたみが増すような気がしますね。

ビール酵母配合の医薬品(現在は医薬部外品)は、栄養補給に、胃腸症状の改善にと、戦前から多くの人に愛用されてきました。

昔からビール酵母を知っている人の中には、ビール酵母ダイエットがブームになったとき、「これでダイエット?」と不思議に思った人もいたかもしれません。

ここにきて、スポットライトを浴びたビール酵母ですが、栄養の面では、新しい素材にひけをとりません。

ビール酵母に含まれるさまざまな栄養素のうち、最も多いのがアミノ酸。しかも、私たちが体内でたんぱく質合成に利用できるほとんどのアミノ酸を、バランスよく含んでいるという特長があります。

次いで多いのが、食物繊維。ビール酵母由来の食物繊維は、「おなかの調子を整える」特定保健用食品の関与成分ともなっています。

ビール酵母の細胞壁に含まれるβ−グルカン(不溶性食物繊維の一種)に関しては、免疫増強などの作用を期待する研究も行われています。

このほかにも、ビタミンB1を中心とするビタミンB群、カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル、核酸など実に多くの栄養素が含まれています。

重大な副作用が問題となることもほとんどありません。

ちょっと気をつけていただきたいのが、痛風の方。

ビール酵母中の核酸(DNA、RNA)には、プリン体が含まれています(ある商品の場合、1日摂取目安量中のプリン体量は約48mg)。影響は少ないとも言われますが、尿酸値が高いと指摘された方は、念のため、摂取前に医師・薬剤師に相談をしてみてください。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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