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サプリメント丸分かり辞典

「ビタミンKとは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

病気になってから後悔しても遅いですし、一度発症すると完治しない病気もあるわけで、病気を予防できるならそれがベストであるのは間違いありません。より効果的なサプリメントの利用が広がり、日本が「健康大国」となることを期待したいと思います。

さて、そのように様々な面から必要性が増しているサプリメントですが、中でも最も有名な成分といえばやはりビタミンです。ということで、今回は「ビタミンK」を取り上げたいと思います。

基本的にビタミンは、発見された順にアルファベットの若いほうから命名されていますが、ビタミンKのKは例外で「Koagulation」の頭文字。ドイツ語で「凝固」と言う意味です。

この由来からもわかるように、ビタミンKには血液を凝固させる働きがあります。不足すると血液が固まりにくくなるため、出血が止まりにくい、鼻や歯茎から出血しやすい、あざができやすいなどの症状がみられることがあります。新生児の場合は、出血が頭蓋内や消化管などで起こる危険性もあります。

ビタミンKは腸内細菌によって体内でも合成されるので、大人の場合、不足することはほとんどありません。ところが新生児では、腸内細菌がまだ定着していないうえに、ビタミンKは胎盤通過しにくく、母乳にもほとんど含まれていないことなどから、不足しやすい状態にあります。そのため、ビタミンK欠乏を未然に防ぐ目的で、母乳育児の新生児に対してビタミンK製剤を投与する医療機関が増えているのです。

通常の食生活をしていれば、ビタミンKの不足や過剰について心配することはまずありませんが、血液凝固に関係する薬剤を服用している方は注意が必要です。

代表的なものが、抗凝固薬と呼ばれる「ワルファリン(商品名:ワーファリン)」です。ビタミンKの働きを阻害することで、血液を固まりにくくし、血栓をつくらせないようにする薬剤です。

ですから、ビタミンKによってワルファリンの作用が弱まってしまう(血栓ができやすくなってしまう)ことが考えられます。ビタミンKを多く含むサプリメントや食品には注意が必要です。

ビタミンKにはもう一つ、大切な働きがあります。それは、骨を丈夫にすること。骨にはオステオカルシンというたんぱく質があり、カルシウムと強い結合力をもっています。

ビタミンKはオステオカルシンを活性化させて骨の形成を促進するほか、骨吸収を抑制し、骨の石灰化を助ける働きもしています。実際、骨粗鬆症の治療にも用いられ、高齢者の骨折を防いだり、骨量を増やしたりする効果があるといわれています。

ビタミンKは、K1(フィロキノン)とK2(メナキノン)の2種類に大別されます。ブロッコリーやほうれん草など緑色の濃い野菜や海藻類に含まれるのが、K1。一方のK2は納豆やチーズ、ヨーグルトなどの発酵食品に含まれます。腸内細菌によって合成されるのも、K2です。

特に納豆は、良質な大豆たんぱくやイソフランボンも含むほか、納豆菌の働きにより腸内でのビタミンK産生に寄与します。「骨粗鬆症の予防に」「更年期症状の軽減に」と期待が寄せられていますが、前出のワルファリンを服用中の場合だけは、納豆は我慢しましょう。

現在、市販薬やサプリメントの中に、「ビタミンK補給」とうたっている商品はありません。しかし、大きく表示されていなくても、クロレラやスピルリナ、青汁などにはビタミンKが多く含まれています。病気の治療中の方は医師や薬剤師に相談をしてください。摂取する場合も、表示されている目安量を守るようにして下さい。

さてビタミン全般の健康効果に興味をもたれた方はビタミンサプリメントをご検討ください。中でも、マルチビタミン・マルチミネラル系のサプリメントを利用するのが、一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルですね。ビタミンとミネラルが最適な割合で配合されている点も魅力です。

参考になさってください。

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