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サプリメント丸分かり辞典

「クロレラとは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「クロレラ」についてご紹介したいと思います。

クロレラ製品のパッケージをみると、クロレラに含まれる成分の名前がずらっと並びます。たんぱく質に始まって、ビタミンB2などのビタミン類、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維、クロロフィルなどなど。

私たちにとって有用な栄養素がほとんどで、これさえ摂っておけば、大丈夫なのではないかという気さえしてきます。

健康な方で、栄養の偏りが気になるような場合には、お試しいただいてもいいと思いますが、治療中の病気がある場合は、クロレラに含まれる成分が、今、服用中の薬剤の作用や症状に影響を与えることもあるかもしれません。まずは医師に相談をしてください。

今のようにサプリメントがブームになる前から、注目されていたクロレラ。サプリメントというよりも「健康食品」といったほうがぴったりする気もしますが、「○○に効いた」「○○が治った」という体験談満載のチラシをご覧になった方も多いでしょう。

でも、その一方では、「病気が治らない」「体調が悪くなった」といった訴えを耳にすることも。

クロレラは、沼や湖などの淡水に自生する藻類のこと。名前は「緑色の小さな生物」を意味するラテン語に由来するといわれます。

成分は、葉緑素(クロロフィル)を豊富に含み、たんぱく質、脂質、糖質、食物繊維、ビタミン類(ビタミンB群、ビタミンK、カロテンなど)、ミネラル(カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、カリウムなど)・・・。商品によって含有量に差はあるものの、実に多種多様な成分を含んでいることが知られています。

抗酸化作用や免疫活性化作用などがあるともいわれていますが、今のところ、それを裏づけるデータに乏しいのが実情のようで、現段階でのクロレラの位置付けは、「さまざまな栄養素を、バランスよく補給できる栄養補助食品」というところでしょう。

野菜の摂取量が少ない人、偏食がちの人、外食が多い人などにはおすすめです。

クロレラには、副作用も知られています。代表的なものは、下痢と光線過敏症(日光に当たった部分が赤く腫れたり、かゆくなったりするもの)。このような症状が出ているにもかかわらず病気が治ることを信じて摂取し続けていた例もあったと聞きました。

光線過敏症の原因はクロロフィルが分解されて生じるフェオホルバイド。春のアワビの内臓を食べたときにみられる光線過敏症もこの物質によるものと考えられています。

カロテンやビタミンEはこの副作用の発現を抑えるともいわれます。症状がみられたときはクロレラの摂取をやめ、医師・薬剤師に知らせて下さい。

多くの栄養素を豊富に含むクロレラですが、それだけに注意していただきたいこともあります。

まず抗凝固薬のワルファリンを服用中の方。クロレラにはワルファリンの作用を邪魔するビタミンKが含まれていますから、一緒に摂ると薬の作用が弱まってしまうことがあります。

また、クロレラはカリウムを豊富に含んでいます。カリウムには血圧を下げる作用もありますが、ある種の降圧薬(ACE阻害薬、ARB、カリウム保持性利尿薬、カリウム補給薬など)を服用している場合は、血中のカリウムが増えて、筋力低下、不整脈、下痢などの症状があらわれてしまうこともあるのです。

鉄の含有量も多いことから、肝炎などで鉄の摂取制限をされている人、貧血などで鉄剤による治療を受けている人では、鉄が過剰になるおそれがありますから、注意が必要です。

・日本健康・栄養食品協会が定めたクロレラ食品の規格基準の概要

たんばく質:50%以上

葉緑素:1000mg%以上

クロロフィル:検出される

ビタミンB2:2mg%以上

鉄:10mg%以上

既存フェオホルバイド:60mg%未満

総フェオホルバイド:80mg%未満

1日の摂取目安量:クロレラ原末として8g

副作用のことを、「よくなる過程では、よくみられる症状」と説明する販売員もいるようですが、サプリメントでそういったことは考えにくいので、いつもと違う症状がみられたら、摂取しているサプリメントや医薬品の名前を医師に伝えて、診断・治療をしてもらうようにしましょう。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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