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サプリメントの基本

「健康食品の歴史(2)」

健康食品は、その言葉を知らない人がいないと断言できるほど、私たちの生活に深く浸透しています。

特定成分が濃縮された、いわゆるサプリメントの利用が世界中で拡大していますが、それらは米国から由来しています。

その発端は米国で増大した医療費の対応として、1977年に米国上院に設置された栄養問題特別委員会がまとめたマクガバンレポート(マクガバンは上院議員の名前)といえるでしょう。

そのレポートにおいて、「慢性疾患の原因には不適切な食生活が関連し、その改善策としてビタミンやミネラルを補うことが必要である」と指摘されました。

その後、1994年には「ダイエタリーサプリメント健康教育法案(DSHEA:Dietary Supplement Health and Education Act)」が成立し、ビタミン、ミネラル、ハーブ、アミノ酸などを含み、医薬品でもなく通常食品でもないダイエタリーサプリメント(dietary supplement)という新しいカテゴリーの製品が認められることとなりました。

ちなみにわが国でカタカナ表記しているサプリメントには定義がなく、飲料などの通常の食品形態の製品もサプリメントと認識されており、米国のダイエタリーサプリメントとは若干意味する製品が異なっています。

わが国では、1991年に食品の三次機能(生体調節機能)に着目した特定保健用食品制度が創設されました。

また、米国のダイエタリーサプリメントなどの影響を受けて、2001年からは保健機能食品制度が創設され、ビタミンやミネラルを含む製品が栄養機能食品として認められました。

そして、以前は医薬品として判断されていた錠剤やカプセル状の製品でも「食品」との表示があれば、直ちに医薬品とは判断されないこととなりました。

2005年には特定保健用食品の表示に関して、新たに、「条件付き」「規格基準型」「疾病リスク低減表示」のものが認められるようになりました。

2009年には消費者庁が創設され、食品表示の一元化の対策から、特定保健用食品、栄養機能食品、特別用途食品の表示の業務が、厚生労働省から消費者庁に移管されました。

なお、国が法的に認めている食品名とその英語訳は、特別用途食品(food for special dietary uses)、保健機能食品(food with health claims)、特定保健用食品(food for specified health uses)、栄養機能食品(food with nutrient function claims)となっています。

参考になさってください。

なお健康食品初心者で、これから始めようとされる方は、その効果効能が科学的・医学的に立証されているマルチビタミンのサプリメントから始めてみるのが良いですね。

ちなみにビタミンやミネラルはお互いが助け合う事で、その働きを高めています。マルチビタミンのサプリメントを飲もうとされる方は、ぜひマルチミネラルのサプリメントも一緒に摂ることをお勧めします。

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