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サプリメント丸分かり辞典

「イソフラボンとは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「イソフラボン」についてご紹介したいと思います。

テンペは、煮た大豆を、白カビの一種・テンペ菌で発酵させたもの。煮豆を発酵させたものというと日本の納豆がありますが、テンペはインドネシアの伝統食品。においや粘り、クセなどはなく、どんな調理法にも合うといわれます。

健康ブームの後押しもあり、最近はスーパーなどでも売られるようになりました。

このような新顔も含め、豆乳や納豆、豆腐といった大豆製品は良質のたんぱく源ですが、最近は、「大豆イソフラボンを含む食品」として取り上げられることも多くなりました。

ただ、食品に含まれる大豆イソフラボンは吸収されにくい形をしているものが多く、吸収という点からいえば、サプリメントのほうにメリットがある場合もあります。

大豆イソフラボンは、ダイジン、ゲニスチンなどの総称。のぼせやほてり、突然の発汗、イライラ、気分の落ち込みなど更年期にみられるさまざまな症状をやわらげるといわれます。これは、大豆イソフラボンの構造が、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た構造をしているからと考えられます。

大豆イソフラボンは食品中では、糖がくっついた配糖体(グリコシド型)という形で存在します。糖が外れたものをアグリコン型(タイゼイン、ゲニステイン、グリシテインなど)といいます。

アグリコン型は分子量が小さく、そのまま効率よく吸収されます。しかし、グリコシド型は分子量が大きいため、そのままでは吸収されず腸内細菌によって糖が外される必要があります。外れた糖は腸内細菌によって利用されます。

食品の中でアグリコン型大豆イソフラボンを含むのは、味噌だけといわれますが、味噌は塩分も含むため、たくさん食べるわけにはいきません。そんなときには、サプリメントを試してみるのもよいでしょう。

「食品のほうがからだにいい」「他の微量栄養素も一緒に摂れるから食品から摂るのが理想的」といわれることが多いのですが、この大豆イソフラボンのようなケースもありますその成分の特徴を知り、必要に応じて、サプリメントを利用することも大切でしょう。

女性ホルモンは、実に多彩な働きをしています。気持ちを安定させたり、骨を丈夫にしたり、血中のコレステロールや脂質の濃度を一定に保ったり、皮膚や粘膜のうるおいを保ったり。

女性ホルモンに似た構造を有し、作用も似ている大豆イソフラボンにもさまざまな期待が寄せられていますが、現段階では、さらなる研究が待たれるところというのが実態でしょう。

更年期の症状に対して、大豆イソフラボンはある程度の効果があることがわかっていますが、注意してほしいのは、なんでも更年期で片付けてしまわないこと。更年期と思われる症状の裏に関節リウマチ、片頭痛、高脂血症、うつなときちんと治療すべき疾患が隠れているケ−スも少なくありません。

「更年期」の一言で済ませないで、なんらかの症状がある場合には医療機関を受診しましょう。その上で、更年期による症状と診断されたら、サプリメントを摂るか、薬での治療を選択するのか、考えてみることが大切です。

なお、女性ホルモン様作用を示すわけですから、乳がんに対する注意は必要です。

定期的な検診をお勧めします。ただ紹介したようにイソフラボンは総称で、イソフラボンの組成(タイプ)によってホルモン感受性が大きく異なることが知られています。

女性生殖器に多く分布するERβ(エストロゲンの作用を伝えるたんぱく質の一種)への結合しやすさは、エストロゲンを100とすると、ダイゼインは0.5、ゲニステインは87といった報告があります。ごく簡単にいえば、ダイゼインよりゲニステインのほうが作用が強いということです。

配合されているダイゼイン、ゲニステイン、グリシテインなど、それぞれのタイプによる作用の異なりについて理解することは重要ですが、健康食品では、何が含まれているかを表示できないという現状があります。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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