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サプリメント丸分かり辞典

「乳酸菌とは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「乳酸菌」についてご紹介したいと思います。

「おなかの調子を整える」イコール便秘の改善、と思っている人もいるようなのですが、実はそうとも限りません。

おなかの調子を整えるというのは、腸内環境を整えることによって、便を適度な固さにして、気持ちのよい排便を促すこと。

便が固すぎるときはやわらかく、やわらかすぎるときは、ほどほどの固さに調節してくれます。

ですから、便秘がちなときだけでなく、下痢気味のときに使っていただいても、もちろんOK。下痢の原因がわからないまま、強い下痢止めをのんでしまうよりも、乳酸菌製剤などで様子をみたほうがよい場合も少なくありません。

また便秘で便秘薬が手放せないという人も、乳酸菌製剤を一緒に使ってみると、排便しやすくなることもあります。薬局・ドラッグストアで相談してみて下さい。

乳酸菌というと、ヨーグルトや乳酸菌飲料などどちらかというと洋風の飲食物と関係が深いようなイメージがあります。

しかし、日本でも、古くから乳酸菌を利用して食品を作ってきました。

例えば、京都の伝統的な漬物である「すぐき漬け」や「しば漬け」。あの独特の酸味とうま味は、乳酸菌の働きがあればこそ。醤油や味噌を作る過程でも、乳酸菌は黙々と仕事をこなしてきたのです。

乳酸菌とは、糖を発酵させて乳酸を作り出す菌のこと。よく知られているビフィズス菌も、乳酸菌の一種。スーパーなどの乳製品売り場やサプリメントコーナーでよく目にする、ヤクルト菌、ラブレ菌、LG21、KW乳酸菌、カルピス菌なども乳酸菌の仲間です(正式な名称は、別にありますが)。

乳酸菌の作用として真っ先に思い浮かぶのが、おなかの調子を整えること。

乳酸菌が生きたまま腸に届くと、乳酸菌はそこで乳酸を作り、腸内は弱酸性に保たれます。これは、有用な菌(善玉菌)にとってはすごしやすい環境なのですが、有害な菌(悪玉菌)にとっては居心地が悪いため、悪玉菌は徐々に減り、腸内細菌のバランスが改善されていきます。

このように腸内環境を整えて、私たちに有益な作用をもたらしてくれる微生物を、プロバイオティクスといいます。

乳酸菌は、便秘がちな人、下痢をしやすい人にも使っていただくことができます。おならがよく出る人、おなかが張る人などにもよいです。

肺炎や気管支炎、中耳炎、傷口の化膿など細菌が感染して起こっている症状にはよく、細菌を殺すための抗生物質が処方されます。

抗生物質は、症状の原因となっている菌だけでなく、腸内の有用な菌まで減らしてしまうことがあります。抗生物質をのむと、下痢することがあるのは、このためです。

これを予防するために乳酸菌などを配合した整腸薬が、あらかじめ処方されることも少なくありません。もし、それでも下痢が続くようであれば、抗生物質に特に強い耐性乳酸菌製剤が必要となります。これは、医療用医薬品ですから、早めに医師に連絡をし、指示を受けるようにして下さい。

また、抗生物質を長期にわたって服用していると、腸内細菌によって生合成されるビタミンB群やビタミンKが不足することも考えられます。

服用中に体調の変化(出血しやすくなる、肌荒れ、口内炎など)を感じた場合は、主治医に相談するようにしましょう。

最近は、乳酸菌に免疫機能を活性化する、アレルギー体質を改善するといった作用もあるのでは、と期待が寄せられています。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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