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トップページ > サプリメント丸分かり辞典「ギムネマ酸とは」
サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。
さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「ギムネマ酸」についてご紹介したいと思います。
ある雑誌で、「やせたいけど、甘いものがやめられない人に」とギムネマ酸が紹介されていました。
ギムネマ酸を含む商品にはガムやゼリー、錠剤などの形をしたものがあります。ギムネマ酸には、甘いものを甘いと感じさせなくする作用があります。
そのため、食事の前やお菓子を食べたくなったときにギムネマ酸を含むガムなどを口に入れる→甘味を感じにくくなる→食べてもおいしくない→食べたくなくなる→食事の量が減る・お菓子を食べなくなる→ダイエットに、ということになるようです。
しかし、錠剤などの場合は飲みこんでしまうため、味に対する影響はないのですが、ギムネマ酸には、もう一つ作用があり、小腸での糖の吸収を抑えてくれるともいわれています。
そういう意味でも、「甘いものがやめられない人に」とすすめられていたのでしょう。
でも、食事がおいしくないというのは、思っている以上につらいもの。ストレスもたまりそうで心配です。
糖の吸収の抑制に関しては、過大な作用を期待しすぎないで、食事を見直す努力もしてみましょう。
味覚一時的に変化させてしまう果物があります。酸っぱいものを甘く感じさせるミラクルフルーツ(西アフリカ原産)のほか、クルグリゴ(マレーシア原産)は水さえも甘く感じさせることなどが知られています。
逆に、一時的に甘みを感じにくくする成分もあります。その代表格が、ギムネマ酸というわけです。甘味が消えるのは、ギムネマ酸中にあるブドウ糖に似た分子構造をもつグルクロン酸が、舌の表面にある甘みを感じる受容体に先に結合することによって、甘味をもつブドウ糖が受容体に結合できなくなるためではないかといわれています。
ギムネマ酸は、インド原産でガガイモ科の植物であるギムネマ・シルベスタの主成分です。
ギムネマ・シルベスタは、ヒンディ語で「グルマール(砂糖を壊すもの)」と呼ばれています。
ギムネマ酸の存在が知られるようになったのは19世紀に入ってからですが、ギムネマの葉をかじると甘味が消えることは、2000年以上も前から知られていたそうです。
ギムネマ酸の作用はこれだけではありません。上記の通り腸での糖の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑制するともいわれています。インドでは2000年以上も前から糖尿病の民間薬として用いられていたとされます。
ただしこの効果については、「あり」とするデータも確かにありますが、まだまだ科学的な検討が必要なようです。
「肥満がちょっと気になる」「血糖値が少し高いといわれた」という程度であればちょっと試してみるのも悪くはないかもしれませんが、血糖値を下げる薬を服用していたり、インスリンの注射をしているなどすでに糖尿病の治療を受けている方は、注意が必要です。
少しでも効果を上げようと、薬とギムネマ酸を併用すると、血糖値が下がり過ぎ、低血糖を引き起こすおそれがあります。
また、薬はなんとなく怖いけど植物なら安心だろうと、自分の判断だけで薬からサプリメントに切り替えると、血糖値が十分にコントロールできなくなったり、症状が悪化したりすることも考えられます。
まずは、今の治療をきちんと続けること。どうしても試してみたい場合には、医師や薬剤師と相談して下さい。
参考になさってください。
ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。
加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。
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