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サプリメント丸分かり辞典

「エキナセアとは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「エキナセア(エキナケア)」についてご紹介したいと思います。

最近、かぜ薬のコーナーにビタミンBやC、エキナセア(エキナケア)などのサプリメントが一緒に並んでいる光景をよく見かけるようになりました。エキナセアには、「免疫力を高める」「抵抗力をつける」といったキャッチコピーが。

エキナセアがかぜを予防するかどうかは不確かなのですが、かぜのひき始めに摂取すると、症状が軽減される、かぜにかかっている期間が短くなるというデータがあります。

でも高い熱や節々の痛み、激しい咳などはとてもつらく、体力も消耗します。症状に合ったかぜ薬を服用したほうが賢明でしょう。

また、突然の高熱や強い倦怠感がみられたときはインフルエンザの可能性もあり、その場合はすぐに受診することが必要です。

何でもサプリメントで済ませるというのではなく、時には薬の力を借りる、必要なときには病院へ行くといった使い分けを心がけましょう。

エキナセアはキク科の植物。紫に近い濃いピンク色(白や黄色もあり)、マーガレットやデイジーに似た純朴な花をつけます。

古くから北アメリカを中心に歯痛や頭痛、のどの痛み、かぜの症状緩和、傷の手当てなどに用いられてきました。抗生物質などの医薬品がなかった時代、エキナセアは貴重な民間薬だったようです。

エキナセアには、カフェ酸誘導体、アリキルアミド、多糖類、フラボノイド、精油、アルカロイドなど、多くの成分が含まれていますが、具体的にどの成分がどのような作用を示すのか、詳細は不明です。

しかし、エキナセアから精製された多糖類はマクロファージ(貪食細胞)を刺激し、活性化するという実験結果が報告されています。マクロファージは、からだの中に微生物などの外敵が入ってきたことを察知すると、すぐにその周りを取り込んで飲み込み、分解する細胞のこと。比較的早い段階で働く、免疫細胞の一つです。

マクロファージが刺激を受けると、インターロイキン1やインターフェロンβ2、TNFαといった他の免疫関連細胞も活性化され、免疫カシステムが強化されることが考えられています。

このほか、ある種の菌に対する抗菌効果が認められ、ウイルスに有効とするデータもみられますが、さらなる検証が必要のようです。

免疫機構を強化するといわれるエキナセアですが、免疫機能や代謝能などに影響を与え、症状を悪化させることも考えられるため、白血病・膠原病・多発性硬化症・AIDS・糖尿病といった免疫性疾忠、全身性疾患などには使わないこととされています。

インフルエンザの場合も、かぜ薬やサプリメントで何とかしようと思わずに症状が出たらすぐ(なるべく48時間以内、できれば24時間以内)に医療機関に行き、抗インフルエンザウイルス薬を服用することが重要です。

インフルエンザは、鼻水や咳などの症状がなく、突然の高熱(38℃以上)、強い倦怠感や筋肉痛で始まるのが特徴です。口の充血がみられることもありますから、気をつけて下さい。

エキナセアは長く使われてきた歴史もあり、有用性の高いものと思われます。でも今は、薬がない時代ではありません。軽い症状のときはサプリメントで対応、つらいときには薬をのむ、早めにお医者さんの診断を仰ぐ。これからは、そんな選択がますます大切になってくるでしょう。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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