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「ビタミンB12とは?」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

病気になってから後悔しても遅いですし、一度発症すると完治しない病気もあるわけで、病気を予防できるならそれがベストであるのは間違いありません。より効果的なサプリメントの利用が広がり、日本が「健康大国」となることを期待したいと思います。

さて、そのように様々な面から必要性が増しているサプリメントですが、中でも最も有名な成分といえばやはりビタミンです。ということで、今回「ビタミンB12」を取り上げたいと思います。

ビタミンB12は構造の中にコバルトを含む大きな分子で、微生物によって合成されて肝臓に貯蔵されます。葉酸とともに赤血球の合成に関与しています。

ビタミンB12が欠乏すると赤血球は成熟できず、本来の役割を果たすことのできない未成熟な赤血球がつくられてしまいます。これが悪性貧血(巨赤芽球性貧血)で、鉄剤を服用しても改善しない貧血の一つに挙げられます。

また、ビタミンB12には、ダメージを受けた末梢神経を修復する作用もあります。手足のしびれや神経痛、腰痛や肩こり、目の疲れなども末梢神経障害と考えることができますから、その働きによってそれらを改善することになるのです。

ビタミンB12は葉酸やビタミンB6とともにホモシステインの濃度を低下させる働きもあり、動脈硬化の予防という点でも重要な役割を担っています。

ビタミンB12は主に肉類や魚介類に含まれます。菜食主義の人では不足することが考えられますが、卵や乳製品、さらには海苔や豆類などにも、付着している微生物の働きによってビタミンB12が含まれているため、よほど厳格な菜食主義でない限り、欠乏するということはほとんどないようです。

しかし、胃酸の分泌を抑える薬を長期間、のんでいる人などは、ビタミンB12が十分に吸収されないことがあるので注意が必要です。

ビタミンB12は食物中のたんぱく質と結合しているため、そのままでは吸収されません。吸収されるためには、まず消化酵素(たんぱく質分解酵素)によってたんぱく質から切り離され、次に胃壁細胞から分泌される内因子(糖たんぱく)と結合することが必要です。

たんぱく質分解酵素がきちんと働くのには、胃酸の存在が欠かせないのです。そのため、H2ブロッカーやプロトンポンプインヒビターのように胃酸の分泌を強力に抑える薬を長期問服用している人、胃を切除した人、無酸症(胃酸が分泌されない)の人など胃酸が不足している人では、ビタミンB12を摂取していても、十分に吸収することができずビタミンB12欠乏による悪性貧血や神経症状を引き起こすことがあります。

このようなことが心配される場合は、吸収されやすいかたちでビタミンB12が配合されている医薬品やサプリメントを利用することを考えてもよいでしょう。

なお、ビタミンB12は「シアノコバラミン」という化学名で表示されることもあります。医薬品では、ヒドロキソコバラミン、アデノシルコバラミンなどが用いられることもあります。特にメコバラミンは末梢神経の傷を修復する作用をもち、手足のしびれや痛みに効果があるといわれています。

このようなビタミンB12の健康効果に興味をもたれた方はビタミンサプリメントをご検討ください。中でも、マルチビタミン・マルチミネラル系のサプリメントを利用するのが、一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルですね。

これらのサプリメントにはビタミンとミネラルが最適な割合で配合されている点も魅力です。参考になさってください。

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