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「たんぱく質の消化・吸収、代謝」

たんぱく質の消化は胃で始まります。

たんぱく質は胃酸によって変性して消化酵素の働きを受けやすくなり、たんぱく質を分解する酵素であるペプシンによって、いくつかに切断されます。

その後、小腸上部で膵臓から分泌されるトリプシン、キモトリプシン、小腸から分泌されるカルボキシペプチダーゼにより切断され、アミノ酸が数個結合しているペプチドとなります。

ペプチドは、小腸粘膜で、アミノペプチダーゼ、ジペプチダーゼによって一つずつのアミノ酸に切断されて、血液中に吸収されます。

体内では、アミノ酸は血液中や組織中に体の組織のたんぱく質から分解されたアミノ酸と食事から取り入れたアミノ酸が混ざって存在し(アミノ酸プール)、そこから体内で必要なたんぱく質を合成するために必要となるアミノ酸を供給しています。

たんぱく質の働きとして最も重要なことは、臓器や筋肉などの体を構成する成分となることです。

体内の骨絡、筋肉、皮膚、毛髪、内臓などのあらゆる組織は構成成分としてたんぱく質を含んでおり、どの組織のたんぱく質も分解と合成を繰り返しながらたんぱく質を一定量含むように保っています。

体の構成成分としてだけでなく、酵素やホルモン免疫抗体などの体の機能を調整する成分にも、たんぱく質は含まれています。

たんぱく質の一部は、エネルギーとしても利用されます。

たんぱく質は1g当たり約4kcalのエネルギーを生み出します。

たんぱく質がエネルギーとして利用されるときには、体にとって有害なアンモニアが生成されますが、これは肝臓で尿素につくり替えられ、尿中に排出されます。

体のたんぱく質は、分解と合成を繰り返してつくり替えられるために、食事からの補給が不足すると体力や思考力など、休全体の機能が低下します。

乳幼児や成長期の子どもでは、成長障害が起こります。

一方で、過剰に摂取したたんぱく質は、尿中に排出されるために腎臓に負担を掛けます。

また、たんぱく質の過剰摂取により糖の代謝を行っているインスリンの働きが悪くなることや、カルシウムの尿中からの排泄量が増加し、骨粗鬆症につながることが指摘されています。

参考になさってください。

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