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「コエンザイムQ10とは/続編」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「コエンザイムQ10」についてご紹介したいと思います。

医薬品の成分でもあるむくみや動悸、息切れによいとされる医薬品が市販されています。これらの市販薬に含まれている成分の一つに「ユビデカレノン」があります。聞き慣れない名前かもしれませんが実は、コエンザイムQ10(以下CoQ10)のことなのです。

医薬品になっているということは、効能・効果がきちんと認められているということでもあります。

テレビの健康情報番組で紹介されて以来、CoQ10は爆発的なブームとなりました。ドラッグストアなどでは品薄状態が続き、CoQ10の代わりにイデベノンという成分を混入させた二セの製品まで出回る事態を引き起こしたほどです。

CoQ10は、体内のあらゆる細胞に存在し、体内でもつくられています。私たちのごく身近なところに存在する物質でもあるのです。最近、確かにブームが去った感はありますが、補う 価値のある成分といえるでしょう。

「コエンザイム(Coenzyme)」とは酵素の働きを助け採補酵素のことです。

キノン(quinone)という化学構造をもつ物質にイソプレンという物質が10個、連なって結合しているところから、「コエンザイムQ10」という名称で呼ばれています。

医薬品の成分名ユビデカレノンは、「あらゆるところに存在する」という意味のラテン語、「ユビキタス(Ubiquitous)」に由来したもの。その名前の通り、CoQ10は、体内のほとんどすべての細胞に存在し、ミトコンドリアという小器官の中で主に活躍しています。

ミトコンドリアでは炭水化物、脂質、たんぱく質などの栄養素の代謝産物と酸素から、クエン酸回路(TCA回路)などを経てエネルギーも一緒に産生され、ATP(アデノシン三リン酸)という物質が作られます。

CoQ10は、このエネルギー産生の過程に不可欠な物質。 CoQ10が不足すると十分なエネルギーな生み出されないため、からだはエネルギー不足の状態になります。

多くの人に知られるようになったのは最近のことですが、新しく発見あるいは開発された成分ではありません。発見されたのは、1950年代。以来、軽度〜中等度のうっ血性心不全の治療に医薬品として長く使われています。

体内でも合成されていますが、その量は年齢が高くなるにしたがって減少することが知られています。年をとると疲れやすくなる、体力が低下する、体力の回復が遅くなるなどの原因は、体内のCoQ10量の減少にもあるのではないかと考えられています。

この成分を含む市販薬の効能・効果の欄を見ると、「軽度な心疾患により、日常生活の身体活動を少し越えたときに起こる次の症状の緩和 動悸、息切れ、むくみ」とあります。

心臓は、CoQ10が多く存在し、不足の影響があらわれやすい臓器の一つです。これらの効能・効果はCoQ10を補うことで心臓のエネルギー不足を解消し、弱ったポンプカをアップさせて症状の改善を狙ったものといえるでしょう。

医薬品については、CoQ10は成人1日30mgまでの配合が認められています。しかし、サプリメントにはこうした取り決めがなく、中には1日60mg、100mgと、医薬品より多く配合されている商品もあります。

さらにCoQ10によると思われる消化器症状(腹痛、下痢など)の報告もあることから、厚生労働省には摂取上限量を定めようという動きもあるのですが、正式な決定には至っていないのが現状です。

またCoQ10は、吸収されにくい成分としても知られています。CoQ10を摂っても「効果」を得られない人がいるのは、きちんと吸収されていないことが原因の一つとして考えられます。 CoQ10のサプリメントを選ぶときには、配合量だけでなく、吸収されやすさにも注目してみるとよいでしょう。

CoQ10は脂溶性で、吸収されにくい成分です。空腹時に摂ると、吸収量が減ってしまうので、食後の摂取がおすすめです。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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