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サプリメント丸分かり辞典

「セラミドとは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「セラミド」についてご紹介したいと思います。

皮膚の厚さは、わずかに2mm程度。薄い薄い存在ですが、でもその中身は、薄っぺらではありません。表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなり、さまざまな役割を担った物質が、それぞれの仕事をしています。

よく知られているコラーゲンやヒアルロン酸が多く含まれているのは、真皮の部分。たくさんの水分を保ち、肌に潤いと張りを与えています。

それに対してセラミドは、表皮の部分に存在します。厚さ0.2mmしかない表皮ですが、日光や風、気温や湿度の変化、汗、細菌など、さまざまな外刺激をブロックする役目を担っています。ちょうどバリアのような存在ですね。

セラミドは、表皮にある角質細胞同士をきちんと整列させ、しっかり接着することで、バリア機能を発揮します。また、水分を保持する性質もあるため、肌の乾燥を防いでくれるというメリットもあります。

今のところ、セラミドを配合した商品は多くありませんが、他のスキンケア製品が使えないような乾燥肌や敏感肌の人は、試してみてもいいかも知れません。

表皮には、角質細胞が横にずらっと並んでいますが、角質細胞同士をくっつけているのが、セラミドを中心とする細胞間脂質。角質細胞がレンガなら、細胞間脂質はセメントのようなもの、といえます。

セラミドは、スフィンゴ脂質という油分。油の一種ではあるのですが、構造中に、水になじみやすい部分(親水基)をもっているため、水と反発することなく、水を抱え込むことができます。これによって、「水分−セラミド−脂質−セラミド−水分−セラミド−・・・」というラメラ構造がつくられ、角質細胞同士をしっかり接着させてくれています。

角質細胞がきちんと並び、その間を細胞間脂質がすきまなく埋めてくれると、肌のキメが整うだけでなく、肌のバリア機構もばっちり。十分な量の水分もしっかり保持されて、潤いのある肌が保たれます。

しかし、セラミドが不足すると、このしっかりしたラメラ構造がつくられないため、バリア機能は低下し、表皮中の水分量も減ってしまい、乾燥肌、敏感肌、肌荒れなどにつながります。

お肌しっとり、というと、すぐに思い出されるのが、コラーゲンやヒアルロン酸ですが、肌の一番外側を守っているセラミドの存在も、お忘れなく。

セラミドは、もともと体内でつくられている成分ですが、サプリメントなどのセラミドは、何から作られているか、ご存知ですか。

以前は牛の脳などから作られていたこともありましたが、BSE問題もあり、現在は小麦や米、大豆などの植物を原料としていることが多いようです。特に豊富なセラミドを含むことが明らかになったのがコンニャクイモ。これを原料とした、飲むセラミドも商品化されています。

最近では、セラミドは、細胞間の情報伝達を介して、皮膚構造や皮膚機能の維持の調節にも関与しているのではないかともいわれています。もしかしたら、セラミドは、単なる保湿成分ではなく、皮膚を保護し、健康な皮膚を保つためのカギを握っているのかもしれません。

さらには、皮膚が本来もっているセラミド産生能(セラミドを作り出す能力)を高める方法はないか、という研究も進められていると聞きます。

セラミドの肌での働きについては、研究も進み、よく知られるようになったのですが、これを口からのんだ場合はどうなのか、その作用については、現段階では未知数の部分が多いようです。まずはスキンケアをしっかりと。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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