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「スピルリナとは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「スピルリナ」についてご紹介したいと思います。

クロレラは球形の単細胞からなる緑藻で、沼や川などの淡水に生息します。一方、スピルリナは多細胞からなる藍藻で、熱帯から亜熱帯地方のアルカリ度の高い湖(塩水湖など)にみられます。

―つの細胞列が規則正しいらせんを描いているのが特徴です。

外見は個性的ですが、どちらも、さまざまな栄養素を豊富に含みます。ビタミンB2はクロレラのほうが多い、アミノ酸はスピルリナのほうが多いといった指摘もあり、採取の場所や時期などによって含有量にバラつきがみられることもありますが、全体的にみると、成分の面での大きな違いはないようです。

スピルリナは、地球上に現存する最も古い植物の一つともいわれます。

高温・高塩分・強アルカリといったきびしい環境の中を、生き抜いてきた強さ。

スピルリナが光合成によって発した酸素は、多くの動植物の命を支え、その豊富な栄養素は、人問の活力源にもなってきました。

生命体として長い歴史をもつスピルリナですが、広く知られるようになったのは、1970年代のこと。高い栄養価が注目されました。

粉末にしたスピルリナの成分組成をみると、約6割がたんぱく質。

リジンとトリプトファンは少ないものの、アミノ酸もほぼバランスよく含まれています。

さらに、1〜2割を糖質(炭水化物)、1割ほどを脂質(特にパルミチン酸)が占め、3大栄養素がしっかり揃っていることがわかります。

ビタミンとしてはビタミンB12が多く含まれているのですが、私たちの体内では利用されにくい形で存在しているため、ビタミンB12の補給という面ではあまり期待はできないようです。

しかし、スピルリナに含まれる鉄は比較的吸収されやすく、スピルリナ10gを摂ると1.5mgの鉄が吸収されるともいわれます。これは、生のほうれん草75g中に含まれる鉄に相当する量です。

スピルリナには、生活習慣病の予防や改善に役立つのではないかとの期待もあるようですが、残念ながら、現段階では十分な裏づけがありません。

たんぱく質や鉄など不足しやすい栄養素を補うことを目的に利用されるとよいでしょう。

比較的安全性の高いといわれるスピルリナでも、人によっては、発疹やかゆみなどを生じることがあります。商品によっては、肝毒性をもつミクロシスチンという物質や水銀やヒ素、鉛などの重金属が含まれている場合もあります。

ビタミンKやカリウムも含まれていると思われますが、含有量が表示されていない商品も少なくありません。ビタミンKは抗凝固薬と、カリウムはある種の降圧薬のようにカリウムを体内に蓄積する作用のある薬との併用に対して、注意が必要です。

治療中の疾患がある人は、摂取前に、医師・薬剤師に相談を。万が一、摂取中に体調の変化や異常を感じたときには、すぐに摂取をやめるようにして下さい。

スピルリナはまた、着色料としても利用されています。色は、緑ではなく、鮮やかな青。スピルリナブルーとも呼ばれています。

これは、スピルリナに含まれる胆汁色素フィコシアニンによるもの。最近では、このフィコシアニンに抗アレルギーや抗炎症、抗がん作用が期待され、研究も進んでいるようです。よい知らせを気長に待つことにしましょう。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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